厚生労働省が公表した「令和5年度 育児休業取得率の調査結果」によると、女性の育児休業取得率は86.6%と、近年80%台で高水準を維持しています。
もはや「ママが育休を取るのは当たり前」と言える時代になりました。
一方で、男性の育休取得率は30.1%(令和5年度)。着実に上昇しているとはいえ、女性との差は依然として大きいのが現状です。
つまり、まだまだ「パパが育休を取る」ことは少数派。社会的にも職場的にも、完全に当たり前のことにはなっていません。
なぜ差が埋まらないのか?
男女でここまで差がある理由として、いくつかの要因が挙げられます。
- 男性側の「職場への遠慮」や「キャリアへの不安」
- 上司や同僚の理解不足
- 会社による制度設計やサポート体制の違い
- 家庭内での育児・家事分担の固定観念
実際、政府は「2025年までに男性の育休取得率50%」を目標に掲げています。
数字だけ見れば遠いように感じるかもしれませんが、企業の取り組みや法改正(「産後パパ育休」など)も進み、確実に風向きは変わりつつあります。
「男女の差」を埋めるのは、今の世代の一歩から
育休は「ママが取るもの」から「夫婦でシェアするもの」へと変わり始めています。
パパが育休を取ることで、家庭の絆が深まり、ママのキャリア継続も実現しやすくなるという好循環が生まれます。
次に必要なのは、制度よりも「意識のアップデート」。
あなたの一歩が、次の世代の“当たり前”を作ります。
出典:
厚生労働省「令和5年度 育児休業取得率の調査結果公表」
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/assets/pdf/event/report_R5_2.pdf
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