赤ちゃん中心の生活に、上の子の“我慢”が隠れていた
第三子の誕生。
家庭の空気は一変し、赤ちゃん中心の生活が始まりました。
泣けば抱っこ。授乳、オムツ替え、寝かしつけ。
どうしても、上の子たちは「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」扱いになってしまう。
「ちょっと待っててね」
「ごめんね、あとでね」
その“あとで”が、ずっと来ていなかったことに、育休を取って初めて気づきました。
育休で得た、心の余白と時間
仕事がない日々。
毎朝の出勤も、PCを前にした会議もない日常。
そんな中で生まれたのが、「上の子たちとちゃんと向き合う時間」でした。
- 朝ごはんを一緒に食べる
- 保育園や小学校までの道でゆっくり話す
- お昼寝の間に絵本を読む
- お風呂で今日の出来事を聞く
育休を取らなければ、見逃していた表情や会話が、そこにありました。
長女が言った「パパ、今日もおうちにいるの?」
ある日、長女がニコニコしながら言いました。
「パパ、今日もおうちにいるの? なんか変な感じ。でもうれしい!」
この言葉に、思わず涙がこぼれそうになったのを覚えています。
“パパ=仕事でいない人”から、
“パパ=話を聞いてくれる人”へ。
育休は、子どもたちにとっての「パパ像」も変える時間なんだと思いました。
長男の“赤ちゃん返り”にも気づけた
一見元気な長男も、実はちょっと甘えたくてたまらなかった。
育休を取って、彼の小さなSOSにも気づけるようになりました。
- 「パパ見てて!」と何度も言う
- 急に抱っこをせがむ
- 赤ちゃんみたいにしゃべる
これって全部、「もっとかまってほしい」のサイン。
気づけたのは、そばにいられる時間があったから。
育休がなければ、見過ごしてしまったかもしれません。
育休は「赤ちゃんのため」だけじゃない
世の中では「育休=赤ちゃんのため」というイメージが強いかもしれません。
でも実際は違いました。
育休は、上の子たちと深く向き合うための、かけがえのない時間だったんです。
- 親としての信頼関係を築ける
- 不安やストレスに気づける
- 思い出を一緒に積み重ねられる
これは、時間がある“今”しかできないこと。
まとめ:「育休を取ってよかった」と心から言える理由
育休に入る前、こんなに上の子たちとの時間が濃密になるなんて想像していませんでした。
赤ちゃんの育児に追われながらも、
長女・長男と交わした何気ない会話、笑顔、ハグの数々。
それが、日々の心の栄養になっています。
そして今、心から思います。
「育休を取ってよかった」と。
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