はじめに
FIRE(経済的自立と早期リタイア)を目指すなら、単に収入を増やすだけでなく、税金を効率的に抑えることも重要です。適切な節税対策を行えば、手元に残るお金を増やし、資産形成を加速させることができます。
しかし、税金対策と聞くと「難しそう…」「面倒そう…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
実は、スキマ時間を活用して簡単に学べる節税方法がたくさんあります。今回は、FIREを目指す人が押さえておきたい節税方法を分かりやすく解説します。
1. NISAを活用して非課税で資産運用
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得た利益が非課税になるお得な制度です。
- つみたてNISA:年間最大120万円まで投資可能。運用益が非課税。
- 一般NISA:年間最大240万円まで投資可能。運用益が非課税。
例えば、通常なら投資で20万円の利益が出た場合、約4万円(税率20.315%)が税金として引かれます。しかし、NISAならこの税金がかからず、20万円すべて手元に残るのです。
スキマ時間に証券会社の口座を開設し、少額から積み立て投資を始めるだけで、将来の資産形成に大きな差が生まれます。
2. iDeCo(個人型確定拠出年金)で節税しながら老後資金を貯める
iDeCoは、自分で積み立てる年金制度で、掛金が全額所得控除の対象になります。
- 所得控除のメリット:
- 年間24万円(毎月2万円積立)の場合、約4.8万円(税率20%と仮定)の税金が減る。
- 老後資産を作りながら節税できる一石二鳥の制度。
ただし、原則60歳まで引き出せないので、長期的な視点で利用することが大切です。
3. ふるさと納税でお得に節税
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で自治体に寄付できる制度です。
- 節税の仕組み:
- 所得に応じた上限額まで寄付すれば、その分の税金が控除される。
- 返礼品として特産品(お肉・米・日用品など)がもらえる。
例えば、年収600万円の人なら約6万円まで寄付可能。この金額をすべてふるさと納税に充てれば、実質2,000円で豪華な返礼品がもらえます。
スキマ時間でポータルサイト(楽天ふるさと納税・ふるさとチョイスなど)をチェックし、お得な返礼品を選びましょう。
4. 医療費控除やセルフメディケーション税制を活用する
年間10万円以上の医療費がかかった場合、「医療費控除」を申請すると、所得税の一部が戻ってきます。
- 対象となるもの:
- 病院の診察料、薬代、入院費用
- 通院にかかった交通費(公共交通機関利用)
また、ドラッグストアで特定の市販薬を年間12,000円以上購入した場合、「セルフメディケーション税制」を利用でき、税金が軽減されます。
5. 副業の経費を活用して税金を抑える
育休中やFIREを目指す人の中には、副業を始める人も多いでしょう。副業収入には税金がかかりますが、経費を計上することで税負担を減らせます。
- 経費にできるもの:
- パソコン・スマホ・インターネット料金
- 取材や打ち合わせの交通費
- 資格取得やスキルアップの書籍代
例えば、副業収入が20万円で経費が10万円なら、課税対象は10万円となり、税負担が軽くなります。
まとめ
FIREを目指すなら、収入を増やすだけでなく、税金対策をうまく活用して手取り額を増やすことが重要です。
今回紹介した節税方法
- NISAで非課税投資を活用する
- iDeCoで所得控除+老後資産形成
- ふるさと納税で実質2,000円の負担で節税&返礼品ゲット
- 医療費控除やセルフメディケーション税制を活用
- 副業の経費を活用して税負担を軽減
これらの対策は、スキマ時間で手軽に始められるものばかりです。育休中や日々のちょっとした時間を活用し、FIREに向けた資産形成を加速させましょう!
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