はじめに
育休中は何かと忙しいですが、スキマ時間を活用すれば投資の勉強を始める絶好のチャンスです。「資産運用に興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない」「まとまった時間が取れない」と感じている方も多いのではないでしょうか?
実は、投資の基礎を学び、少額から実際に始めることは、1日10~15分のスキマ時間でも可能です。本記事では、育児の合間にできる投資学習法と、初心者向けの少額投資の始め方について解説します。
1. スキマ時間で投資の基礎を学ぶ方法
育児中はまとまった時間を確保するのが難しいため、効率的に投資の知識を得ることが大切です。以下の方法を活用すると、スキマ時間を有効に使えます。
▶ 投資本を10分ずつ読む
分厚い本を一気に読むのは難しいですが、1日10分ずつ読むだけでも基礎は身につきます。おすすめの投資本は以下の3冊です。
- 『お金は寝かせて増やしなさい』(水瀬ケンイチ)
- 『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン)
- 『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』(ジェイエル・コリンズ)
▶ スマホで音声学習
赤ちゃんを寝かしつけるときや家事をしながらでも、音声コンテンツなら手軽に学べます。
- VoicyやSpotifyで「投資」「お金の勉強」関連のチャンネルを聞く
- YouTubeで「投資初心者向け」の動画を再生
▶ ニュースアプリで金融情報をチェック
1日5分、以下のアプリを使って経済ニュースに触れる習慣をつけると、投資に役立つ知識が自然と身につきます。
- Yahoo!ファイナンス
- 日経電子版
- Bloomberg
2. 少額から始める投資のステップ
投資初心者にとって、最初のハードルは「どこで、どうやって始めればいいの?」という疑問です。育児の合間でも手軽に始められる少額投資の方法を紹介します。
▶ ステップ1:証券口座を開設する
まずは証券口座を作りましょう。以下のネット証券ならスマホで簡単に口座開設が可能です。
証券会社 | 特徴 |
---|---|
楽天証券 | ポイント投資ができる、使いやすいアプリ |
SBI証券 | 取引手数料が業界最安水準、豊富な商品ラインナップ |
マネックス証券 | 米国株の取り扱いが多い |
開設には本人確認書類(運転免許証など)が必要ですが、10分程度で申し込みが完了します。
▶ ステップ2:つみたてNISAでコツコツ積立
投資初心者には「つみたてNISA」がおすすめです。
- 少額(100円~)から投資可能
- 運用益が非課税(通常は約20%の税金がかかる)
- 長期運用向けの優良ファンドが揃っている
例えば、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)
といったインデックスファンドを毎月5,000円ずつ積み立てるだけでも、将来的な資産形成につながります。
▶ ステップ3:ポイント投資で気軽にスタート
「実際にお金を使うのが不安…」という方は、楽天ポイントやPayPayポイントを使ったポイント投資を試してみましょう。
- 楽天証券(楽天ポイントで投資)
- PayPay証券(1,000円未満から投資可能)
- dポイント投資(NTTドコモのポイントで投資)
ポイントなら元手ゼロで投資体験ができるので、初心者にぴったりです。
3. 投資を続けるためのコツ
投資は「続けること」が成功の鍵です。育児中でも無理なく投資を継続するためのポイントを紹介します。
▶ 完全自動化する
- つみたてNISAを「毎月自動積立」に設定
- 銀行口座から自動引き落としにして、手間をなくす
▶ 価格の上下に一喜一憂しない
- 株価が下がっても焦らず、長期的な視点で運用する
- 毎日チェックしすぎると不安になるので、月1回程度の確認でOK
▶ 夫婦で情報をシェアする
- 投資の知識を夫婦で共有し、将来の資産形成を一緒に考える
- 「お金の話=タブー」という雰囲気をなくし、楽しく学ぶ
まとめ
育休中はスキマ時間を活用して投資の勉強を始める絶好のチャンスです。
- 投資の基礎を学ぶ(本・音声・ニュースアプリ)
- 少額から投資を始める(つみたてNISA・ポイント投資)
- 無理なく続ける工夫をする(自動化・長期目線・夫婦で共有)
育児と並行しながら少しずつ実践し、将来のFIRE(経済的自立)につなげていきましょう!
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