育休って、誰のため?
育休を取る前、よくこう言われました。
- 「子どもとの時間、大事だもんね!」
- 「奥さんを手伝うんでしょ?」
- 「休めていいなあ~」
でも正直、自分でも思ってたんです。
**「これ、誰のための育休なんだ?」**って。
もちろん、家族のため。子どものため。
でも、「自分が役に立ってる実感」がなかなか持てなくて、
最初の頃はなんだか「お手伝いさん感」が抜けなかったんですよね。
ある日の夜、妻の一言に撃沈(良い意味で)
そんなある日の夜。
寝かしつけバトル(※長男vs赤ちゃんvsパパ)に敗れ、ぐったりしながらリビングに戻った私に、妻が言ったんです。
「パパが育休取ってくれて、本当に嬉しい。助かってるよ。」
いやもう、その瞬間に、報われました。
育休中の地味なミッション(ゴミ出し・オムツ・食器洗い・バナナ買い)すべてが、
映画『ミッション・インポッシブル』のラストシーン並みに輝いて見えました。
「手伝う」じゃない、「一緒にやる」
この一言のおかげで、意識が変わりました。
それまでは「手伝う」気持ちだったかもしれない。
でも、違うんですよね。
育児も家事も、“共同作業”だった。
そしてそのことに、妻も私も少しずつ気づいて、
夫婦としてのチーム感が強まった気がしました。
育休で得たのは「自由」ではなく「絆」
育休って、決してラクじゃない。
むしろ、体力的には会社のほうがずっと楽だったかも…。
でも、毎日一緒に子どもと過ごして、
夫婦で家事や育児を乗り越えていく中で、
「この絆、たぶん一生モノだな」
と思える瞬間が、ちゃんとあった。
まとめ:「ありがとう」がいちばんのご褒美
仕事では「ありがとう」を言われても
なんだか定型文のように聞こえることもあるけれど、
育休中に言われた
「育休取ってくれてよかった」
は、なんかもう…心に花束でした。
おまけ:その後の話
ちなみにその翌日、
私は長女のランドセルに水筒を入れ忘れて叱られ、
赤ちゃんのミルクをこぼし、
長男の「ブロックの塔壊された!」に巻き込まれ、
夜には寝落ちしてました。
……育休ライフ、まだまだ続くぜ。
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