仕事を頑張っていても、父親として成長できていたか?
これまで、家族のために仕事を頑張ってきました。
毎朝満員電車に揺られ、クタクタになって帰宅。
「育児にも参加しているつもり」だったけれど——
それ、本当に“父親として”の成長だったのか?
育休を取って、ようやく気づいたんです。
“父親の育児力”は、仕事では絶対に手に入らないということに。
育児は「マルチタスク&感情処理」の連続だった
オムツ替えをしながら、泣き声の原因を考えつつ、
上の子が「パパ見て!」と叫ぶ。
ようやく寝かしつけたと思ったら、
リビングでオモチャがぶちまけられてる——。
この日常をどう捌くか。
育児は、“頭と体と心”をフル回転させるスーパースキルが必要でした。
正直、プレゼンより大変。
社内調整よりも難しい(かも)。
子どもの反応が「フィードバック」であり「評価」になる
仕事なら、成果は数字で見えるし、上司から褒められることもある。
でも育児は——
子どもの笑顔、泣き顔、沈黙がすべて。
寝かしつけ成功=静かな夜
失敗=エンドレス夜泣き
抱っこでニコニコされると、「よし、今の判断は正しかった」と思える。
この**“結果が感情で返ってくる世界”**は、仕事とはまったく違う学びでした。
育休で初めて得た「生活者としての父親力」
育休中は、生活そのものに責任を持ちます。
- ゴミ出しのタイミングを把握
- 食材の買い物と献立を考える
- 洗濯の合間に、子どもと遊ぶ
仕事では「調整役」でも、家では「実働部隊」。
生活を自分ごとにできるかどうか——
ここが“父親の育児力”のスタート地点だったと実感しました。
育児は「任せる」じゃなく、「一緒にやる」もの
パートナーに「ありがとう」と言われたとき、
つい「いやいや、当然のことをしてるだけ」と返した。
でもそれって、
“父親業”がようやくスタートできた証だったのかもしれません。
育児って「手伝う」ことじゃない。
**「自分が当事者になること」**だったんです。
まとめ:「育児力」は、社会でも活きる“人間力”だった
育休中、
タスク管理・感情対応・予測不能な状況への対応…
気づけば、自分の中に**“人間としての総合力”**が蓄積されていました。
それは、仕事では得られなかったもの。
どんな研修よりも濃く、どんな上司よりも鍛えてくれる存在——それが我が子たち。
“父親の育児力”は、家庭でしか育たない。
だからこそ、育休は「仕事のキャリア」と同じくらい価値があると思います。
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