“パパえらいね”と言われるたび、内心モヤる

生活

育休中、赤ちゃんを抱っこして公園に行ったり、スーパーでオムツを買ったりしていると、よく声をかけられます。

「わ〜パパえらいね!」
「こんなに小さい子連れて、すごいね〜」
「ちゃんと育児してて偉いじゃない」

褒めてもらえるのはありがたい。
けれど、心のどこかでちょっとモヤっとしてしまうのです。


■ なんで“えらい”の?やって当たり前のことなのに

正直に言えば、僕自身、妻が同じことをしているときに「えらいね」なんて言われているのを見たことがありません。
むしろ“当然”とか“普通”という扱い。

でも、僕が子どもを抱っこしていると「えらい!」
離乳食を作っていると「すごいね〜!」

うん、ちょっと違和感。


■ 育児は「えらい」じゃなくて「共同作業」でしょ?

育休を取ってみて実感しました。
育児は、感動的で、楽しくて、大変で、めちゃくちゃハードな“チーム戦”。

でもこの「えらいね」という言葉には、
どこか“特別なことをしている”というニュアンスが含まれている気がする。

「本来はママがやるものだけど、パパがやってる!すごい!」
みたいな。

だから、モヤっとするんです。
“育児はママの仕事”という前提の裏返しに聞こえるから。


■ 「えらいね」の代わりに、こんな言葉がうれしい

じゃあ、何て言われたらうれしいんだろう?

・「いいチームですね」
・「お子さん幸せですね」
・「家族で育児してて素敵ですね」

そんな言葉なら、素直にうれしい。
そして、それがもっと当たり前になってほしいなと思うのです。


■ モヤっとするのは、変化の途中にいるからかもしれない

社会が少しずつ変わってきて、
男性も育児に関わるのが珍しくなくなってきた。
でも、まだ「すごい」「えらい」と特別扱いされる段階。

それはある意味、“過渡期”のサイン。

だからこそ、育児に関わるパパたちが「当たり前の存在」になる未来を目指して、声を上げたり、こうして発信を続けたりすることに意味があると思っています。


今日のひとこと:「パパ、すごい」じゃなくて「一緒に育ててるね」って言われたい

これからも僕は、赤ちゃんを抱っこして、オムツを替えて、ごはんを作ります。
それが誰かを驚かせることじゃなくて、日常の一部になる日まで。

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