育休中に生活コストを見直したら、FIREが近づいた話

FIRE

はじめに

育児休業中、収入が減少する中で生活費のやりくりに悩んでいる方も多いかもしれません。しかし、実はこの期間を活用して、生活コストの見直しを行うことで、FIRE(早期リタイア)の目標をより早く実現できるチャンスにもなるのです。

私自身、育休を取ることで、仕事を休んでいる間に「支出」を見直し、その結果としてFIREがより現実的なものになったという経験があります。今回は、その実際の体験を元に、生活コストの見直しがFIREにどのように役立ったか、そしてどのような具体的な対策を取ったかをご紹介します。


育休中の収入減少と支出の見直し

まず、育休中の現状について振り返ります。私たち夫婦は共働きで、育休中は私(夫)が約6ヶ月間お休みを取ることになりました。収入の面では、育休手当が支給されるものの、それでも通常の給与と比べると収入は大幅に減少しました。

育休中は特に「今まで通りのお金の使い方はできない」ということを痛感し、支出の見直しを本格的に始めました。生活コストの削減に意識的に取り組んだ結果、予想以上にFIRE達成に近づいたと実感しています。


生活コストの見直しとその効果

では、実際にどのような支出を見直したのか、具体的にどれだけの効果があったのかを順を追って紹介します。

1. 住宅費の見直し

家計の中でも最大の支出となるのが住宅費です。私たちは住宅ローンを抱えていたのですが、この金利が少し高かったため、育休を利用して思い切って「借り換え」を決断しました。金利を0.5%下げることができたことで、毎月の支払いが約1万円減少しました。

年間での節約額:12万円

2. 光熱費の見直し

育休中、家にいる時間が長くなるため、光熱費も以前より増えることが予想されました。そこで、無駄な電気やガスを使わないよう、エネルギー効率の良い家電への買い替えや、光熱費を見直すために必要のない照明を消すよう心がけました。

また、生活スタイルを見直すことで、外食や買い物を減らし、食費も抑えることができました。これによって、月々の光熱費は約2,000円、食費は月5,000円ほど削減できました。

年間での節約額:光熱費で24,000円、食費で60,000円

3. 通信費の見直し

通信費についても、育休中に見直しを行いました。以前は家族全員が大手キャリアを使っていたのですが、格安SIMに切り替え、月々の通信費を大幅に削減しました。具体的には、月額通信費が1人あたり3,000円程度安くなり、家族全員で毎月9,000円の節約ができました。

年間での節約額:108,000円

4. サブスクリプションサービスの整理

次に見直したのが、サブスクリプションサービスです。NetflixやAmazon Primeなど、つい契約しているものの、実際に利用していないサービスがありました。育休中に家計を見直すことで、これらの不要なサービスを解約しました。これにより、月々2,000円の節約ができました。

年間での節約額:24,000円


生活コストの見直しによるFIREへの影響

育休中の支出見直しを通じて、合計で年間約20万円以上の支出削減に成功しました。この節約分をすぐにFIRE資産に回すことにしました。具体的には、節約したお金を毎月積み立てて、NISAやiDeCoに投資を行うことにしました。

例えば、年間20万円の節約をNISA口座に投資することで、年間5%のリターンを得ることができれば、20年後には約100万円以上のリターンを見込むことができます。さらに、積み立て額を増やせば、FIREに近づくスピードも加速するでしょう。


生活コスト見直しの効果を実感した結果

育休中に生活コストを見直したことで、思いのほかFIREに近づくことができました。支出を見直し、余ったお金を効率よく資産形成に回すことで、将来のFIRE達成が現実味を帯びてきたのです。

また、育休期間中に家計の見直しを行ったことは、単なる金銭的なメリットだけでなく、生活の質を向上させるきっかけにもなりました。無駄な支出を減らし、家族との時間を大切にするために、より効率的な生活を送れるようになったのです。


まとめ

育休中は、収入が減少する中で家計のやりくりに悩むかもしれませんが、実はこの期間を有効に活用すれば、FIREへの道を近づけるチャンスでもあります。生活コストの見直しを行うことで、年間で数十万円の節約が可能となり、そのお金を資産形成に回すことで、FIREが現実的な目標となるのです。

育休中の生活を見直し、将来のために積極的にお金を投資することで、家族との時間を充実させるとともに、経済的自由を手に入れることができるでしょう。もしあなたもFIREを目指しているのであれば、ぜひこの方法を参考にして、第一歩を踏み出してみてください。

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