厚生労働省の調査によると、育休を「夫婦で分担して取った」家庭は2割を超えました(令和5年度 雇用均等基本調査)。
これまで日本では「育休=ママが取るもの」というイメージが強かったですが、いま確実に変化が起きています。
シェア育休とは?
シェア育休とは、その名の通り夫婦で育休をシェア(分担)すること。
たとえば、
- ママが出産直後に数か月
- その後パパがバトンタッチして数か月
- さらに必要なら再びママが延長
といったように、リレー形式で取得するケースも増えています。
なぜ「夫婦で分担」が増えているのか?
背景にはいくつかの理由があります。
- 共働き世帯が当たり前になったこと
→ 収入のバランスを取りながら子育てできる。 - 制度改正による柔軟化
→ 「産後パパ育休(出生時育児休業)」などで、父母が交代で取得しやすくなった。 - キャリアと育児の両立意識
→ 「どちらかが全部負担」ではなく、夫婦でバランスを取りながらキャリアを続ける家庭が増加中。
夫婦で育休を分担するメリット
実際にシェア育休を選んだ家庭からは、こんな声も聞かれます。
- 「ママだけが大変、パパだけが働く」構図がなくなる
- 子どもが両親と濃密に過ごせる時間が増える
- 職場復帰のタイミングを柔軟に決められる
- 夫婦で「一緒に育てている」という実感が持てる
数字の裏側には、こうしたポジティブな変化があります。
まとめ
育休を「夫婦でシェア」する家庭はまだ2割ですが、これは確実に広がりつつある新しいスタンダードです。
共働きが当たり前の今だからこそ、「ママだけ育休」から「夫婦で育休」へ。
👉 これから育休を考えるパパママは、「分担して取る」という選択肢も前向きに検討してみませんか?
📌 出典
- 厚生労働省「令和5年度 雇用均等基本調査」


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