育休を取って、毎日子どもと過ごすようになってから、これまで気づけなかったことがたくさんあります。
その中でも一番衝撃だったのが――
「自由な時間」がこんなにも尊く、かけがえのないものだったということ。
それは決して「暇」という意味じゃありません。
子どものお世話に追われ、家事に追われ、自分の時間なんてほとんどない。
それでも、**“時間の使い方を自分で選べる”**ということが、こんなにも心を豊かにするなんて。
子どもと過ごす日々=忙しいけど、自由
育休に入る前は、「時間ができる」と思っていたのに、現実はカオス。
ミルク、オムツ、寝かしつけ…そして、上の子たちの送り迎えに宿題チェック。
でも、その中でふと感じたんです。
「忙しいけど、自由だな」と。
スーツを着て満員電車に揺られていた毎日とは、違う景色がそこにありました。
・子どもと昼間の公園で笑い合えること
・疲れたら少し休憩できること
・ごはんを一緒に作れること
時間が“奪われる”のではなく、“使える”。
それだけで、人ってこんなに幸せになれるんですね。
FIREとは、この日常を続けるための手段だった
正直、FIRE(経済的自立と早期リタイア)に興味を持ち始めたときは、
「自由に生きたい」「働かずに暮らしたい」という、少し漠然とした動機でした。
でも、育休中に感じたこの日常の幸せが、僕の価値観をガラッと変えました。
「FIREは、こういう日常をずっと続けるための手段なんだ」
そう強く思うようになったんです。
本当の自由は、家族と過ごす“日常”の中にある
FIREを目指す人の中には、旅したい人、趣味に生きたい人、田舎で暮らしたい人、いろんな夢を持っていると思います。
でも僕の場合はシンプルで、
「今のこの生活を、もっと長く、もっと自由に続けたい」
それがFIREを目指す原動力になっています。
・子どもの成長をリアルタイムで見届けたい
・毎日、家族と食卓を囲みたい
・“今しかない時間”を、仕事に奪われたくない
まとめ:「育休」は、人生のリハーサルだった
育休は、自分にとっての“本当に大切なもの”を気づかせてくれる時間でした。
これはもはや“お試しFIRE”だったのかもしれません。
だからこそ今、改めて思います。
「FIREは、夢じゃなく“選択肢”だ」
今この育休中の経験を、FIRE後の未来につなげていけるよう、
一歩ずつ、準備を続けていきたいと思っています。
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