抱っこひも装着に3分かかると、もう汗だく

生活

これは筋トレですか?いいえ、育休です。

育休に入ってからというもの、朝のルーティンに「抱っこひも装着」という新種のエクササイズが加わりました。

正直なところ、最初はナメてました。
「なんかカチッとはめて、赤ちゃん乗せるだけでしょ?」くらいの気持ちだったんです。

でも現実は…。


パパの朝、7:42。出発10分前。

赤ちゃんを抱っこひもに乗せようとすると、すでにギャン泣きスタート。
背中に汗がにじみ始める。

「あれ?これ右肩からだったっけ?ベルト緩くない?え?なんか変にねじれてない?」

鏡を見たら、背面のバックルが鎖骨に来ている。もはや何を装着してるのか分からない状態。


7:45。妻の冷静なひとこと。

「それ、上下逆だよ。」

どおりでしっくりこないわけだ。
一回全部外して、リスタート。後ろに手をまわしてバックルを留めようとするけど、届かない。
肩つりそう。赤ちゃん泣いてる。長男は靴下を投げて遊んでる。


7:47。装着完了。パパは汗だく。

赤ちゃんはようやくおさまり、視界が広がると、長女(小学生)がひとこと。

「パパ、それで毎日出かけるの、筋トレじゃん。」

確かに。毎朝、これやってたら背筋も鍛えられるわけですよ。
抱っこひもはもう、父の鎧
でも実際は、装着しただけで戦いが終わったような気になるのはなぜでしょう。


ちなみに

最近は“秒で装着”できる簡易タイプの抱っこひもに浮気しそうになっています。
けれど、このゴツいやつで毎朝汗かきながら頑張ってる自分が、なんだか“育休パパやってる感”あって好きなんです。


おわりに

抱っこひも、ただの道具じゃないですね。
毎朝の格闘の中で、子どもとの距離がほんの少しずつ縮まっていくのを感じます。

そして今日も、背中のバックルがきっちり留まったときの達成感と、額の汗が、育休という日常の勲章になるのです。

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